【新築注文住宅 × アシュレイ家具】海外インテリア実例を“完全再現”する家づくり
2024 年 5月 28日 更新
人生最大の買い物といわれるマイホーム。もし建てるならどんな家を建てたいですか?せっかく家を建てるなら個性やこだわりを反映させた住み心地の良いマイホームにしたいですよね。
家づくりのステップは人それぞれかと思いますが、
理想の暮らしをかたちにするためにはインテリアをセットにして考えることが重要です。
なぜなら、家で過ごす自分や家族の姿を思い浮かべた時に、お気に入りのソファで灯りを落としてくつろいだり、ダイニングテーブルを囲って食事を楽しんだり、寝室の壁に何気なく掛けたアートを眺めて癒されたり・・・
家具やインテリアアイテムは生活の中で切っても切れない身近なパートナーとなるので、初めにインテリアのテーマ、テイストを決めてから主役となる家具の形やレイアウトを考えていく『中から外に広げる家づくり』という海外の発想は理にかなっているからです。
アシュレイホームストアでは、全米No.1家具ブランドとして常にインテリアトレンドを追求し、海外ならではのデザイン性と快適さを両立させたインテリアのトータルコーディネートを専門に家づくりのお手伝いをさせていただきますので、これから家を建てるという段階でご相談ください。
さて、今回は三井ホームさんで注文住宅を建てられたS様の素敵なマイホームを、玄関からキッチン、トイレまでご紹介しながら、海外インテリアを再現する家づくりのポイントとアシュレイの家具でトータルコーディネートされた魅力的なインテリアの秘訣をお伝えします。
まず最初に始めたこと
「とにかくイメージ画像を溜め込む」
「家づくりはイメージがすべて」
とおっしゃるS様は、ご家族との生活シーンのイメージは言うまでもなく、海外の家づくりにおいてより重要視されるのは内装やインテリアデザインなので、将来家を建てた時にどういうインテリアにしたいかというイメージづくりに日頃から時間を費やし、海外のSNSやインテリア雑誌の中からひたすら好きな見た目の画像や真似したいデザインをスクラップ(切り抜き)して、“スクラップブック”を作成することからスタートされたとのこと。
S様のアメリカ在住の経験やご趣味の海外旅行もマイホームのインテリアに大きく影響していることがうかがえます。
S様が作成されたスクラップブックには、たくさんの海外インテリアサイトの実例が
「ただ、いくらイメージを持っていても言葉だと人に伝わらないので、視覚的に伝わるようにこれでもかというくらいしつこく画像を見せながらハウスメーカーさんに注文することが大事です(笑)」という考えには我々としても非常に共感できます。
夢は大きく!まずはイメージを溜め込んで、そこから現実と向き合いながら理想のマイホームに近づけるための道筋を明確にさせましょう。
お客様から「こんな部屋にしたい」「この雰囲気が好き」「こんな色合いが好み」といった全体像を見せていただければ、必要なものが自然と絞られてくるので極力イメージに近いインテリアコーディネートをご提案させていただくことが可能です。
是非、SNSを活用して、イメージ画像+図面を合わせてご持参の上ご来店ください。
テーマは“L.A.の家”
L.A.の家にふさわしい家具選び
ご主人がロサンゼルスご出身ということもあり、「L.A.のような開放感のある雰囲気を日常に」というテーマを伝えてくださったことで、S様の家具選びはとてもスムーズでした。下準備がいかに大事かということを改めて実感した瞬間でもありました。
S様が参考にされた海外インテリアサイトの1つのHome Bunchには、アメリカならではのハイセンスなインテリアデザインのヒントが詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
リビングダイニングは、グレーベージュを基調としたニュートラルな色合いの家具で統一し、アシュレイのVintage Casual(ヴィンテージカジュアル)の上品さと趣きが調和したコーディネートとなっています。
グレーのソファは濃い茶系の床にも馴染みが良く、白などの明るい色の床との相性も抜群なので、コーディネートがしやすいということからグレーインテリアはここ何年も海外だけでなく、日本でもポピュラーですね。
ここで皆さんにお伝えしたいグレー1色や同系色でまとめる時のポイントは、
「複数の素材をミックスすること」です。
統一感を出したいからといって何となくグレー1色、もしくは白1色でコーディネートしてしまうと、味気ない雰囲気になってしまうので注意が必要です。
S様のリビングは、壁紙、カーテン、ソファ、オットマンテーブル、ラグ、全てグレーで統一されていますが、ご覧の通り同じグレーでも濃淡を変え、異なる質感のアイテムを選ぶことでメリハリがつき、バランスの整った見た目となります。
アシュレイのソファの中でもダントツの人気を誇るオルスバーグ。
ヴィーガンレザーという特殊なポリエステル生地は、革のような見た目ながらも柔らかな肌触りとなっています。目の細かい生地なので、汚れが落としやすく、引っかき傷が付きにくいというメンテナンスのしやすさにも好評をいただいています。
ダイニングには、ソファの色に合わせて赤みが抑えられたグレイッシュブラウンのテーブルを選んだことで空間全体の色調が統一され、色の繋がりから落ち着きを感じられます。(こちらのダイニングテーブルはあいにく廃盤となってしまいました。)
また、家具以外に注目したいのが壁に飾られているウォールアート。海外のインテリアを見ていると、必ずと言ってもいいほど壁にアートが飾られています。空間に個性を持たせるだけでなく、視線を集めるフォーカルポイントとしても重要な役割を果たすウォールアートは、家具のテイストに合わせて選ぶことが大切です。黒や濃いブラウンのフレームは、空いたスペースのバランスを整えつつ、引き締めてくれるアクセントになります。
外観へのこだわり
L.A.を意識したこだわりは外観にも見られます。アメリカらしい絶妙なトーンのグレーの外壁、追加オプションでつけられたという側面のケーシング、玄関ドアの両脇の門灯の位置、庭木をフェンスにするなど、
「ちょっとしたことで見え方が大きく変わってしまうので、些細なことでも妥協しないで指示することが後悔しない家づくりの秘訣。」
という言葉が印象的でした。
とても日本とは思えない美しいデザインの外観
海外の住宅の外観で見られるデザインのイメージを再現
https://pin.it/4RMT980
https://pin.it/4aubnMv
https://pin.it/33r0aZA
@homebunch
間取りのコンセプト
「玄関からLDにつながるオープンフロア」
家の顔と言われる玄関は、人が最初に入る場所であるため、家の印象を大きく左右します。
靴を脱ぐ習慣のない海外ではフラットなエントランス(玄関)が多く、いわゆる日本の玄関とは異なります。壁で仕切りをつくらないオープンフロアの良いところは
・限られたスペースでも光を十分に取り入れることができて空間が明るく、広く開放的に感じられる
・玄関とリビングを1つの空間としてデザインできるのでインテリアに一体感が生まれる
など、デザイン性と使い勝手の良さからアメリカではお馴染みの間取りです。
オープンフロアならではの広々とした玄関には、ここ数年のトレンドとなっている“黒”のアイアンのペンダントライトやミラーなどがアクセントとなり目を引きます。
どこから見ても絵になる上質なインテリア
所々に“黒”のアクセントが効いています
内装デザインのこだわり1
「モールディングと巾木のサイズ」
S様の中で絶対に譲れなかったというこだわりが2つあり、1つはモールディングの高さ。
日本では5~7cm(最近では10cm前後あるものも)が一般的ですが、海外では20cm以上の高さのモールディングがよく見られます。20cm以上のものが手に入らなかったとのことで、2本重ね付けして高さのあるモールディングに見えるよう注文されています。
モールディングはアメリカでは基本装備に近い感覚で、空間全体の雰囲気を変えるキーとなる存在です。家具ほど高額ではないものの、その効果は絶大で、見た目に大きく影響します。天井高とのバランスも考慮しなければいけませんが、モールディングに高さを出すというこのひと手間が見た目の大きな変化となり、海外のようなワンランク上の空間を演出します。
内装デザインのこだわり2
「アーチ開口」
譲れなかった内装のこだわりの2つ目は「アーチ」とおっしゃるS様。
アーチ開口は室内空間に変化をつける場合や、単調な雰囲気にアクセントを加える手法として海外ではポピュラーなインテリアデザインです。
こだわりポイント1のモールディングの高さと一緒で、注文するかしないかで、同じ家でも全く違う印象になります。
複数のアーチが取り入れられ、海外の住宅の雰囲気に
内装デザインのこだわり3
「壁の色と天井の色」
海外と日本の住宅で大きく異なるのは「壁」。白い壁が一般な日本に対して、海外では基本的に壁に色をつけてコーディネートを考えます。
S様のお好きなイメージはグレーを基調としたインテリアでしたので、壁紙もグレーにすると決められていましたが、色味にはかなりこだわり、たくさんのグレーの中から選ばれたそうです。
どんな色の建具や家具とも調和し、飽きのこないグレーは、初めて壁に色を入れるという方にとってお勧めの色です。一概にグレーと言っても、濃いグレー、薄いグレー、寒色系、暖色系など、バリエーションが様々ですが、ここ最近海外ではS様が選ばれたような、ベージュが混ざったグレージュが人気となっています。
よく見ると、実は天井にも薄いグレーのクロスを張られています。
グレーの壁紙に白いモールディングを付ける場合、天井を真っ白にしてしまうと天井の白が浮いてしまう上に、白いモールディングがぼやけてしまう恐れがありますが、天井に白に近いグレーのクロスを張ることで相乗効果が発揮されます。注文住宅ならではのお手本にしたいテクニックです。
内装デザインのこだわり4
「モノトーンの階段」
輸入住宅や洋風注文住宅の階段と言えばアイアンが主流かと思いますが、今のアメリカでは手すりも柱も木製にして、白と黒の2トーンにするデザインパターンをよく目にします。
手すりと柱の両方を黒くしてしまうと重たい印象になってしまうので、あえて手すりとボトムだけ黒く塗装するように注文してバランスを考慮されているセンスは見習いたいですね。
内装デザインのこだわり5
「カーテンの取り付け位置」
日本では窓枠にカーテンを取り付けますが、海外ではカーテンの取り付け位置を天井に近づけていることにお気づきでしょうか?
https://pin.it/3ikEXQ0
https://pin.it/5OVQCBX
日本でも浸透してきていますが、カーテンを高い位置に付けることで目線が上がり、天井が高く見える効果があります。
玄関でも多用している「黒」のカーテンポールが高い位置に付いているだけで海外らしさがプラスされます。
「同じものでも付ける位置によって見え方が全然違うんです。」
という一言に奥深さを感じました。
キッチンのこだわり1
「黒のマーブルトップカウンター」
家を建てる際、一番お金をかけたい場所はどこですか?こだわりや考え方は人それぞれですが、国際基準では、キッチンとお風呂に投資することが家の価値を高めると言われているようです。
インテリアにおいて見栄えを重視する文化が根付いている欧米では、ただ料理をするためのキッチンではなく、ゲストも楽しめるような見せるキッチンを作るため、ワークトップ(天板)やキャビネット、取っ手などのハードウェアにもこだわって、優れたデザイン性のキッチンに仕上げます。
コントラストが美しいスタイリッシュなキッチン
インテリアに馴染みが良いという理由から、大理石やセラミックなどのマーブル素材のカウンターは今や主流となっています。
中でも黒の大理石は、見た目の高級感があり、気になる水垢や黄ばみなどの汚れが目立ちにくいことでも人気を高めています。
キッチンのこだわり
コミニュケーションがとりやすい「オープンキッチン」
玄関と同様に、なるべく空間に仕切りをつくらず、ダイニングと一体となったオープンキッチンは、
・開放感がある
・コミュニケーションがとりやすい
・配膳が楽
などといったメリットがあります。
「ポイントは、キッチン側にペンダントライトを付けないこと。」
インテリア性を高めるためにペンダントライトを吊るすのも素敵ですが、カウンターの上にペンダントライトを吊るしてしまうと、キッチンに立った時に視界が遮られてしまうため、あえて何も付けないことで双方からお気に入りのインテリアを見渡すことができます。
ダイニング側から見たキッチン
ペンダントライトを付けない場合は、代わりにダウンライトを天井に付けることで明るさは十分に確保されます。
キッチンに取り付けられたダウンライト
ワークスペース
近年、家の中にワークスペースを設けることは当たり前になりつつあります。キッチンに隣接したワークスペースも、S様が一目惚れしたいとう海外インテリアサイトのデザインが見事に再現されています。
https://www.sortra.com/30-functional-kitchen-desk-designs/
限られたスペースでも目の前に窓があることで、日中は気持ち良く仕事ができそうですね。
デスクの引出しの取っ手とペンダントライトのゴールドもさりげなくアクセントになっています。
D530-124 Tripton(トリプトン) ※廃盤
デスクチェアとして使っていただいているのはもともとカウンター用のチェアですが、脚をカットしてデスクの高さに合わせています。
(チェアの木脚カットは当店にて1脚2,200円で承ります。)
デスクの天板に貼られているのは本物そっくりな大理石調のシート。キッチンカウンターの大理石に比べてかなりコストを抑えられますが、
「コストをかけるべきところとかけなくてもいいところを見極め、バランスを考慮して予算が上がらないように調整することがコストパフォーマンスの高い家づくりです。」
というS様の考え方は、注文住宅や輸入住宅を建てられる方々にとっての後押しになるのではないでしょうか。
トイレののこだわり
「腰壁とモールディング」
もちろんトイレにもたくさんのこだわりが詰まっています。まず目に入ってくるのが腰壁とモールディングです。トイレだけは他の部屋とは違った雰囲気にしたいと考えている方は結構多いように思いますが、差をつけるためには「壁」が肝心となります。
広い空間では採用しにくい大胆な色や柄の壁紙クロスも、トイレのようなコンパクトなスペースには取り入れやすいのではないでしょうか。
海外でよく見られる腰壁とモールディングの組み合わせは、「付けるか付けないかで印象が全く変わってきます。」とおっしゃるS様。
コストもそこまでかからず、施工も簡単なので、最近ではDIYでオリジナルの腰壁をつくることも可能です。
もう1つ、妥協してはいけないのが洗面ミラー。
内装のデザインを活かして、壁いっぱいにデザイン性の高いミラーを掛けることによってラグジュアリーでホテルライクな雰囲気となっています。
よくあるシンプルなミラーだと味気なくなりがちですが、S様が探しに探して見つけていただいた当店のミラーが存在感を放ちつつ、空間に調和しています。
屋根裏部屋
最後に、ご主人のマンケーブ(趣味に没頭できる男の隠れ家と言われる部屋)をご紹介します。
物置として利用することの多い屋根裏部屋を、ご主人のお部屋に改造。工夫次第でこんなに素敵な空間に変身するとは驚きです。
天井に貼られたウッド調のクロスとタイル柄の壁紙が、クールでダンディな雰囲気を醸し出しています。
一度脚を踏み入れたら入り浸ってしまいそうな空間…
本場アメリカの住宅にいると錯覚してしまう、美しいデザインと居心地の良さの両方を兼ね備えたS様邸。理想のイメージを形にするために何が重要かお伺いしたところ、
「ハウスメーカーさん、コーディネーターさん、家具屋さんといった家づくりに関わる全ての人を巻き込んで、理想を視覚的に伝えてイメージを統一させることが大切です。」
とおっしゃられ、我々もお客様のご要望に沿って室内空間を総合的にコーディネートさせていただけるように広い視点でご提案に努めたいと思います。
S様のインタビューをもとに書かせていただいたこのブログが、海外の住宅、海外インテリアに憧れている方、また輸入住宅を検討されている方のお役に立てれば嬉しいです。
Uemura
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