【マーブルデザイン】海外事例に学ぶ、大理石デザインを取り入れるインテリアコーディネート術
2024年 5月13日 更新
素敵なインテリアを探しているとき、「大理石」をはじめとする「マーブル」「セラミック」などのストーン素材を取り入れているコーディネートをよく見かける事があります。
そこで、今回は「マーブル」「セラミック」「ストーン」調のデザイン(以後総称して“マーブルデザイン”と呼びます)をお部屋にどのように取り入れると良いか、また取り入れやすいマーブル調のお勧めアイテムやコーディネートのコツなども併せてご紹介していきたいと思います。
-Flooring-
【床】に取り入れるマーブルデザイン
●リビング
リビングダイニングの床全面に大理石を貼ったシンプルなコーディネート。
ツヤがそこまで無く、柄も主張し過ぎていないのでコーディネートがしやすいことで人気があります。
白い床の場合、冷たい印象になりがちですが、天然木のテーブルやブラウン系の壁紙、ラグを組み合わせる事で、高級感がありつつも温かみのある印象となっています。
ダイナミックなマーブル柄と光沢感があり高級感漂う大理石のコーディネート。
床の存在感に負けないよう壁紙にも色が入っています。グレーやブラックのやや濃いトーンの家具を配置する事により床の柄が調和して、よりいっそう引き立っています。
こちらはダークな大理石のフロア。
濃い色の床に白いソファを配置した場合、床とのメリハリが出すぎてしまいそうですが、
パンチのあるイエローやアートのブルーをアクセントとして取り入れる事で良いバランスを保っています。
石をタイルのようにカットしてデザインしたフロア。
床が主役のコーディネートのため、無駄な飾りやカラーは使わずシンプルにまとめられています。床が強調されすぎないように壁にモールディングが施してあり、テーブルもツヤがあり存在感のあるものをチョイスすることで美しく調和が取れています。
ブラウンの優しい大理石を使ったフロア。
目地を目立たせ、大理石の柄は繋げずにデザインとして楽しめます。
濃いブラウンや優しいアイボリー、ベージュ、ゴールドの組み合わせにより、大理石は主張しすぎず、華美になりすぎないながらも品格が漂うコーディネートです。
●お家の顔!大理石フロアの玄関
大理石の玄関ホールは「The・高級感」があり、一度は憧れを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大理石+螺旋階段の優雅なエントランスホール。手すりのロートアイアンや照明が真っ白な空間に映えています。床の黒い柄ともマッチしてゴージャス感をよりアップさせ、ハイレベルなコーディネートとなっています。
近年では玄関が大理石になっているタワーマンションが増えているようです。
部屋に入った時に「高級感」「非現実的」「非日常」を感じてもらう効果を狙っていると言われています。高級ホテルでも同様の理由で大理石が使われていますね。
●水回りに取り入れる大理石デザイン
水回りにも相性の良い石材はトイレや洗面所、お風呂の床や天板などにも多数使用されています。
リビングなど広いスペースは雰囲気やコストを考えて取り入れるのが難しいという方は、こういったトイレや洗面、お風呂のスペースに取り入れてみてはいかがでしょうか。
床の色が変わるとお部屋の印象も変わります。お家作りの際はフローリングだけでなく、このようなスペースに石材をうまく取り入れていただくと、毎日の気分も変わってきそうです。
天然の大理石の床は美しい一方、その天然の石目は非常に存在感がありますので、他の内装とのバランスを取る事が非常に重要となってきます。石目の出方や目地を出すかなど、慎重にコーディネートすることが大切になってきます。
コストかかる為、誰もが取り入れられるものではないと思いますが、近年では石目調のクッションフロアやシート等もよく目にしますので、本物にこだわらず、コーディネートとして楽しむために取り入れてみるのもいいですね。
-Wall-
【壁】に取り入れるマーブルデザイン
海外インテリアではレンガや石壁も珍しくありませんが、日本の住宅では石造りの家はあまりポピュラーではありません。
壁紙だけでは物足りない方は、近年アクセントウォールとしてエコカラットや石調タイルを取り入れる方も増えてきています。本物の大理石を取り入れるのが難しい場合は、マーブル系の壁紙を貼るのも1つの手段です。アクセントとしてどんなタイプのお部屋にも取り入れやすい点が魅力です。
リビングの中央にアクセントとして大理石を施したコーディネート。毎日座るソファの正面に配置する事により、いつでも贅沢な大理石の柄を楽しむことができます。大理石の色と、カーテンやチェアの色が同じトーンでまとめられていて、お部屋に調和したコーディネートとなっています。
日本でも、テレビの背面の壁をアクセントウォールにする方は比較的に多いのではないでしょうか。
こちらはお部屋の中央に暖炉を配置した、海外らしい素敵なリビングルーム。
中央の暖炉の壁面が落ち着いたトーンの大理石となっています。
床はダークブラウン、ソファもダークグレーを配置していますので、中間色であるグレージュの大理石が白い壁とつなぐような役割になっています。存在感はありますが、大理石の壁が家具と内装のバランス上手に取っているコーディネートと言えるでしょう。
こちらは逆に、背面に大理石を施したアクセントウォール。
柄が濃いため、正面から見るとインパクトがありますが、主張するデザインはたくさん使わず、壁のアクセントとして取り入れ、目立ち過ぎないようにブラックの建具やナチュラルな色の切り返しでバランスを取っています。
お部屋全体を大理石にした場合はこのような印象になるかと思います。
あえて色は使わず、大理石と床タイルの色を統一させていることで、配置する家具によって印象がが決まります。シンプルでモダンなスタイルがお好きな方にはお勧めですが、冷たい印象になりすぎないようにバランスを取る工夫も必要です。
-Kitchen-
【キッチン】に取り入れるマーブルデザイン
水に強い石は昔からキッチン材としても使用されています。大理石のキッチンも高級感があり、女性の憧れのひとつではないでしょうか。
近年では海外メーカーをはじめ、日本の大手メーカーもセラミックトップのキッチンを出しておりますので、見たこと、聞いたことのある方は多いはずです。
シンプルから豪華なデザインまで、参考になる事例のご紹介します。
アイランド型のカウンタートップに施した大胆なデザインの大理石。
ブラックのキャビネットが重たい印象を受けないように、壁面のキャビネットもカウンターと同じホワイトで統一しています。一見クールな印象ですが、ゴールドの照明を選ぶことで冷たくなりすぎないように考えられた実例です。
こちらは白いマーブルトップに白のキャビネットを合わせた可愛らしいキッチン。
可愛いらしさの中に大理石天板をミックスすることによって空間がグレードアップして見えます。
扉のデザインや照明、ディスプレイの組み合わせが優しい雰囲気を演出しています。
こちらは全面大理石を使用した、贅沢な一体型のキッチンダイニング。
キッチンとダイニングが繋がっているタイプは、日本の住宅でもしばしば見かけるかと思います。
椅子の脚や照明、水栓のゴールドが大理石の柄とマッチしていて、まさにお部屋の主役となっています。
こちらもキッチン・ダイニング一体型。ダークなキッチンダイニングを、床のナチュラルや解放感のある窓で中和し、重たすぎずシックな印象にまとめ上げています。
キッチンキャビネットのデザインは非常にシンプルですが、天板がとても厚く存在感がありますね。
キッチンに天然の石を使う場合、継ぎ目の問題や加工の問題もあったようですが、技術の進歩により日々多様なサイズのキッチンに対応できるようになってきているようです。
人工大理石やマーブル調で機能的な材質もありますので、以前より価格もデザインも幅が広くなって選択肢が増えているのが嬉しいですね。
キッチンもなかなか替えるチャンスはありませんが、これからご新築の方やリフォームをお考えの方は是非マーブルデザインを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
-Furniture-
【家具】に取り入れるマーブルデザイン
どなたでも取り入れやすく、効果やインパクトを実感できるのが「家具」にマーブルデザインを取り入れる事です。
家具であれば、すでに内装が決まっている場合や、現在のお住まいの部屋のイメージを変えたい時に、最も取り入れやすい選択肢になるかと思います。
ここからはアシュレイで取り扱っている大理石やセラミックの商品、そして大理石調のプリントやメラミン材を使用した家具まで様々な展開がありますので、人気のアイテムをいくつかご紹介いたします。
まずは現在のトレンド、大理石を使用したモダンなハイエンドルックのテーブルシリーズをご紹介します。
A4000443 Ryandale (ライアンデール) コンソール
洗練したデザインでテクスチャ―を最大限に重視した、Ryandale(ライアンデール)シリーズ
コンソールやテーブルのシェルフ部分に、天然の大理石が使用されています。
シンプルなデザインだからこそ、素材の良さや高級感を存分に感じる事ができます。大理石の存在感と、アンティークのような使い込んだ質感フレームなど、一つ置くだけでお部屋が贅沢な空間となるでしょう。
また、こちらのライアンデールシリーズは、フレームが3色展開となっているのも嬉しいポイントです。
アンティークゴールドのような味わいのあるゴールド、使い込んだようなピューターシルバー、よりモダンテイストなブラックと、どんなスタイルのお部屋にも溶け込んでセンスアップしてくれます。
アクセントチェアやサイドテーブル、インテリアオブジェなど、お部屋に加えやすいラインナップですので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
続いて様々なシーンで役立つサイドテーブル。本物の大理石を使用しているとは思えないリーズナブルな価格が魅力的です。
アシュレイでは、マーブル調のプリントを採用したテーブルも人気があります。リーズナブルに取り入れやすく普段使いしやすいのと、なんといってもメンテナンスが楽なので、小さいお子様のいるご家庭などでも使いやすい素材です。
D372 Centiar (センティアル) カウンターテーブル
D262-15 Barchoni (バルコーニ)ダイニングテーブル
こちらはガラスのテーブルトップの下にマーブルのプリントが施してあります。艶やかな仕上げで高級感がありますが、天然のマーブルと比べると価格は非常にリーズナブル。φ100cmというのも取り入れやすいサイズです。
-Accessories-
【雑貨、装飾品】に取り入れるマーブルデザイン
最後に、最も楽しく気軽に取り入れられるインテリアアイテムをご紹介させていただきます。
小物やアートはインテリア性を高めるアイテムで、空間全体の雰囲気を変えてくれる力を秘めています。
インテリアコーディネートをする時にオススメしたいのが、これらのアクセサリーを
「リンクアイテム」
として上手に使うという事です。
例えば、エコカラットをアクセントとしている場合、それと似た石調の小物をお部屋にいくつか配置する事で、より
「一体感」「お部屋の統一感」
⇒トータルコーディネート力
がアップするのです。
小物を取り入れることにより、相乗効果で内装のデザイン性をグッと高めることができますので、その費用対効果が抜群とも言えます。
それではオシャレで取り入れやすいアクセサリー類のご紹介です!
大理石やセラミックの内装を予定している(もしくは現在使用している)方に必見です。
●照明 (テーブルランプ、スタンド)
●置物、インテリアアクセサリー
サイドボード、ダイニングトップやキッチンカウンターの上など、様々な場所に配置しやすく、存在感を放ってくれるアイテム達です。
●ラグ
ウッドのフローリングから雰囲気を変えたい方にとてもオススメなのが「マーブルデザインのラグ」です。
ラグは面積が広いので、お部屋の印象を変えるにはとても良いアイテムです。
フローリングだとどうしても出しにくいラグジュアリーな印象を、手軽に変えられることができます。
マーブル調デザインは上記で紹介したアイテム以外にも多数ございますので、是非下記よりHPをご覧になってみてください。
大理石を使ったインテリアコーディネートは、コストや全体のバランスなど、様々な点を考慮する必要があるため、気軽に取り入れにくいと思われるかもしれませんが、小物や家具を上手に使えばお部屋の印象をさらにグレードアップすることができます。
これからお家作りやリフォームを検討している方、大理石の内装やキッチンをお考えの方は、是非気軽に取り入れてみて下さいね。
END
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