【スタッフの自宅を大公開!】1LDKのマンションの一室をアシュレイの家具でトータルコーディネート
家具選びの際の悩みの一つとしてよくお聞きするのが、「実際に家具を家に入れた時のイメージができない」ということです。
確かに、お店と家では広さが違えば、床の色も壁の色も照明の明るさも違います。「このソファ素敵だなぁ」と思っても、空間の全体像、完成形が見えない中で、洋服のようにフィッティングができないうえに、家具は安価なものではないので、洋服選びとは違って心理的に慎重になってしまうのは当たり前のことだと思います。でも実は、家具選びの感覚というのは、洋服選び、ファッションに近いものがあるのです。
「うちは賃貸だから•••」
「そんなに広い家ではないから•••」
「家の雰囲気に合わなかったらどうしよう•••」
といろいろと心配に思われるかもしれませんが、ご安心ください。アシュレイホームストアでは、我々スタッフが皆様のご要望やご相談に応じて、様々な視点から海外ならではの素敵なインテリアのご提案させて頂きます。
さて、ということで今回は、「1LDKの賃貸住宅をアシュレイの家具でトータルコーディネートするとどのような仕上がりになるのか?」自宅のインテリアを紹介しながら、家具選び、コーディネートのポイントとアシュレイの魅力をお伝えします。
間取りは、リビングダイニングが約10帖、寝室が6帖の1LDKです。
こちらは引っ越してきた時に撮影した家具を置いていない状態の部屋の写真。この何もない部屋を「どのような空間にしたいか?(=◯◯のような着こなしをしたい!)」という、イメージを初めに持つことが鍵となります。
「このソファのデザインが好みだから」
「この柄が気に入ったから」
というように、家具、またはカーテンやラグ単体にフォーカスしてまうと、最終的に実現したいインテリアとかけ離れてしまう可能性があります。
「実現したいインテリアのイメージ、スタイルにはどいうったデザイン、色、素材の家具が合うのか」を念頭におくことで、自分の中にはなかった発想が生まれ、イメージと仕上がりのギャップを埋めることができるので、一からインテリアコーディネートを考える時には、上記のようなことを意識してプランニングを進めてみてください!
私の自宅は“NYマンハッタンのスタジオアパートメント”をテーマにしているので、
“現代的 / contemporary”
“都会的” / urban
“ラグジュアリー / luxury”
といったキーワードからインスピレーションを得て、家具を選んでいきます。
(スタジオアパートメント/Studio Apartment:間仕切りのない1つの空間に、ベッドとキッチン付きのリビングルームがある間取りのアパート。日本でいうワンルームのような作り。)
まずはリビングの主役となるソファ。直線的なフォルムと滑らかな生地の質感、淡いコバルトブルーの色味が今回のテーマにもマッチすると確信して決めました。
ソファは家具の中でも色やデザインのバリエーションが豊富なので、部屋のテーマに合わせて初めに決めてしまえば、その他の家具やアクセサリーの選択肢が絞られて選びやすくなります。
4740017 Sciolo LAF Corner Chaise
アシュレイのソファの良いところはこのゆったりしたサイズ感です。奥行きが1メートル近くあるので、ソファの上で胡座をかいたり、寝そべったり、自由な姿勢でくつろぐことができます。
肘掛けが片側にしか付いていないことで、足を伸ばしてリラックスできるのはコーナーシェーズタイプならではです。
また、アメリカのソファは座面が比較的に高めなので、腰をかけやすく、立ちやすいので、腰への負担がかかりにくいと実感しています。
ソファ以外の家具は、マンハッタンの都会的なインテリアのイメージに合わせてモノトーンで統一したいと考えていたので、ブラックと大理石調の天板が組み合わさったデザインのコーヒーテーブルをセレクト。
こちらはリフトトップテーブルという天板がソファの方に向かって上がってくる何とも便利なアイテムです。
T341-9 Ezmonei Lift Top Cocktail Table
天板を上げるとソファに座りながら飲食や書き物、パソコンで作業するのにちょうど良い高さになるので、使い勝手がとても良いです。
天板の下のオープンスペースには、生活感を感じさせる雑誌や新聞、リモコンなどを収納しておけます。
(※引出しは飾りで、もともとは黒い取手が付いていましたが、自分でゴールドに塗装しています。)
ソファに差し込むことができる形のアクセントテーブルは、飲み物や眼鏡など、ちょっとしたものを置くのにあると便利です。場所を取らず、移動もしやすいので、スペースの都合でコーヒーテーブルを置けない場合にお勧めです。
このような“ソフトゴールド”と呼ばれる輝きが抑えられたゴールドが海外では人気を集めています。ゴールドとモノトーンは相性抜群で、アクセントとしてゴールドを程よく混ぜるのが、ラグジュアリーなインテリアにするコツです。
もう1つソファの横に置いているサイドテーブルも、もともとは濃い茶色でしたが、自分で黒く塗装し、こちらの取手もゴールドに塗装しています。
こちらのサイドテーブルは、見ただけではわからない機能がたくさん付いています。
T127-551 Laflorn Chair Side End Table
上に付いている浅めの引出しを引くと、ドリンクを置くトレイが出てきます。
下の扉を開けると、奥行きが深いのでたくさんものを収納できます。
そしてなんと、後ろの部分を開けると、コンセントとUSBポートが付いているので、ランプを置いた時に中にコードがすっきり収まります。
ソファの近くに電源があると、スマートフォンやタブレットを充電したい時にわざわざ動かなくて済むので、いかにもアメリカ人が好みそうなサイドテーブルですね。
壁に付けて設置する場合は利用できませんが、背面にはマガジンラックも付いています。
ソファの周りに3つもテーブルを設置していますが、人が集まった時にドリンクの置き場となったり、インテリアアクセサリーを飾る余裕ができたり、収納が増えたりと、家具を増やすことで生まれるスペースの利点は、使ってみて気づくもので、快適な使い心地を体感しています。
さて、一通りリビングの家具が揃いましたが、これで終わりではありません。空間全体の見栄えを良くするために“インテリアアクセサリー”を使ってコーディネートしていきます。
ソファにはピローやスロー、ラグなどのテキスタイルを、テーブルの上にはキャンドルやオブジェなどの装飾小物、サイドテーブルの上にはランプ、壁にはウォールデコレーションを、テーマに合わせて飾っています。これらのインテリアアクセサリー(室内装飾)の総称を、英語では「Home Accessories」または「Home Decor」と言いますが、インテリアにおいて見栄えを最重視する海外では、視覚的な心地良さを感じさせてくれるインテリアアクセサリーは欠かせない存在です。
着こなしを「お洒落」に引き立てるファッションアクセサリーと同じ役割を果たしてくれます。
ご覧の通り、インテリアアクセサリーをプラスすることで家具だけでは表現できないディテールやニュアンスが空間に追加されます。照明やアートが加わって雰囲気が良くなると、自分だけでなく招いたゲストも楽しく、気持ちよく過ごせますよね。
メインとなる家具が決まったら、是非、合わせてインテリアアクセサリーも選んでみましょう!
続いてはダイニングテーブル。ニューヨークのインテリアでは、あえてキッチンカウンターを食事スペースにするという実例が多くみられるので、高さが91cmのカウンタータイプにしました。
ダイニングスペースには、きれい目ながら程よいヴィンテージ感のあるテーブルをミックスさせたことで、トレンドを抑えたコンテンポラリースタイルのインテリアコーディネートに早変わり。
D388-13 Caitbrook RECT Dining Room Counter Table Set
(スツールが2脚付属の3点セット)
テーブルに高さがあると、ちょっとした作業などもしやすく、非常に使いやすいです。キッチンに立っている人と目線が合うので、会話や食事をカジュアルに楽しめるところも気に入っています。
サイズは横幅が91cm、奥行きが76cmとアメリカ家具にしては珍しいコンパクトなサイズです。アメリカ家具と言えば基本的には大きいというイメージがあるかと思いますが、ニューヨークなどの都市部では、そんなに広くない部屋もあるので、最近アシュレイでもこのようなコンパクトな家具が増えてきました。
可能であれば8人掛けくらいのゆったりしたテーブルを置きたいところですが、部屋の間取り、広さに合わせてサイズを選ぶことが重要です。一般的に必要と言われている生活動線を最低でも60cm以上は確保するようにしてくださいね。
片側の側面にはシェルフが付いているので、グラスやテーブルウェアなどをディスプレイ兼収納できます。この何気ない収納スペースは貴重です。
横幅が152cmのサイズ違いを横浜店に展示していますので、是非お試しください。
D388-13 Caitbrook RECT Dining Room Counter Table
D388-124 Caitbrook Upholstered Barstool
D388-024 Caitbrook Upholstered Stool
ダイニング側の壁に掛けているウォールシェルフもアシュレイで人気のアイテムです。
A8010107 Efharis Wall Shelf (Set of 3)
DIYでグラスハンガーを取り付けたり、背面にミラーシートを貼ったりと手を加えていますが、詳しくは過去のブログで作り方を紹介していますので、よろしければご覧下さい。
最後に寝室です。スタジオアパートメントのような開放感を出すために、リビングダイニングと寝室の間の仕切り戸を全て外しました。
リビングダイニングと同様に、ベースカラーはモノトーン、アクセントカラーをゴールドにしています。取り入れる色を3色くらいまでに絞ることで、統一感のあるインテリアコーディネートに仕上がります。
ベッドのヘッドボードは寝室の中で視線がいくポイントとなるので、特にアメリカのベッドは比較的に背が高く、凝ったデザインのベッドをたくさん見かけます。縁に付いている鋲がアクセントとなっていて、シンプルながらスタイリッシュで飽きのこないデザインです。
B390-457 Chasebrook Queen/Full Upholstered Headboard
(廃盤モデル)
ちなみにこちらはヘッドボードのみの販売になるので、脚付きのファンデーション(土台)とマットレスでヘッドボードを壁に押さえつけています。
ファブリックタイプのベッドは背もたれとなるので、読書をしたり、テレビを観たりと、寝ること以外にも使えるのが魅力です。
海外のベッドにはクッションがたくさん置かれていますが、腰に当てたり抱き枕として使えるのはもちろん、複数並べると奥行きと立体感が出て見栄えが良くなります。寝る時に使わない分はバスケットなどのカゴに入れたり、足元のベンチの上にどかしておきます。
A3000118 Bachwich Storage Bench
(廃盤モデル)
こちらのベルベット調の生地のベンチには、収納が付いています。
靴下を履く時に腰を掛けたり、一時的に何かものを置いたりできるので、寝室以外でも重宝するアイテムです。
寝室で個人的にこだわっているのは、照明です。間接照明の明かりだけでリラックスして過ごしたいので、ベッドの両脇にテーブルランプを、天井にはライトの付いていないシーリングファンを付けています。
アメリカに限らず、海外のインテリアでよく見る光景ですが、ベッドサイドにランプがあるかないかで雰囲気が全然違いますので、スペースに余裕があれば是非シンメトリーでランプを配置してみてください。一気に空間の見た目がグレードアップします。
ベッドサイドの片側にナイトスタンドの代わりとして置いているコンソールは、用途としてはランプを置ければよかったので、デザイン性を重視して選びました。
チェストも置いていますが、よく使う衣類を入れておく収納家具として活躍しています。
(※こちらももともと付いてる取手を自分で用意したものに付け替えています。)
照明と同様に、寝室の雰囲気を左右するアイテムと言えるのがベッドリネンです。ベッドリネンとは、ベッドに使用する布製品の総称で、ベッドメイキングが主流な海外では、ベッド1台に対して複数のベッドリネンを使って飾り立てるのが一般的です。
(※白いデュべカバーは廃盤モデル)
Q350003Q Maryam 3-Piece Queen Coverlet Set
こちらのカバーレット(Coverlet)は、あまり聞き慣れないかもしれませんが、ベッドスプレッドのことで、埃や汚れを防ぐために掛け布団全体を覆うカバーのことです。薄手の掛け布団としても使えますが、ホテルでよく見るベッドスローのように、折りたたんで足元の部分にかけておくと、土足(海外の場合)でも気兼ねなくベッドの上で過ごせます。
クッションと同じようにアクセントとなり、装飾性を高めてくれるので、コンフォーターやデュベなどの掛け布団に合わせて是非プラスして頂きたいアイテムです。
ベッドリネンのブログはこちら
【極上の眠りを。海外のようなお洒落なベッドルームにするために絶対に必要なもの。】
寝室にもラグを敷いていますが、冬などの寒い時期は、朝起きてベッドから床に降りた時に、ラグが敷いてあることで足が冷たく感じることがなく快適です。見た目の面でも、ソファに合わせるラグと同様に、ベッドを引き立たせてくれてます。
寝室にも、アクセントとして人気のゴールドのインテリアアクセサリーを所々に散りばめています。程よくゴールドを取り入れることが、キメすぎずに高級感を出すポイントです。
以上、アシュレイの家具とアクセサリーでトータルコーディネートした自宅のインテリアのご紹介でした。
インテリアのトータルコーディネートと聞くと難しく思われるかもしれませんが、冒頭に申したように「ファッションの感覚」に近いものがあって、例えば、こんな着こなしをしたいと思えば、そのイメージを形にするために必要なアイテムが決まってきますよね。ただ単にデザインが素敵だから、好みだからといって家具を選ぶのではなく、“決めたテーマや思い描いている空間のイメージに適しているか”を考慮することで最終的に満足いくインテリアが完成すると思います。
とは言っても、なかなか方向性やコーディネートがまとまらないこともあると思いますので、そんな時はお気軽に我々スタッフまでご相談ください。
今回ご紹介させて頂いた自宅のルームツアー動画をYouTubeにてご覧頂けますので、是非YouTubeもチェックしてみてください!
このブログが、まだアシュレイを知らない方、海外インテリア、海外のライフスタイルに興味がある方にとって、少しでもお役に立てば幸いです。
Uemura