【海外インテリア】ラグジュアリなクラシックモダンインテリア作りに必要な5つの要素

「クラシックモダンスタイル」とは？

クラシックモダンなインテリアとは、その名の通り「モダン（現代的）」と「クラシック（古典）」の要素をバランスよくミックスした空間を演出するスタイルです。

「エレガントモダン」や「ラグジュアリモダン」などと呼ばれることもあり、その表現から洗練された上品な雰囲気だという事が想像できます。

クラシックモダンスタイルは海外でも人気が高く、”伝統的なクラシックの美しさ”に、”現代的な洗練さ”を加えた、エレガントな雰囲気がお好きな方や、クラシックは敷居が高いけれど、モダンだと少し物足りない…　という方に是非お勧めしたいスタイルと言えます。

今回は、そんな憧れのクラシックモダンなお部屋作りをする上での「5つの重要な要素」をわかりやすくご紹介したいと思います。
クラシックモダンののお部屋作りは、その５つのバランスが非常に重要となります。ポイントを押さえ、重すぎず、華美すぎない、美しい空間作りを心掛けていただき、あなたのお部屋を海外のような空間に大変身してみてください。

【目次】クラシックモダンのお部屋作りに必要な５つの要素

①素材選び…　クラシックモダンの素材選びは異素材ミックスで上質な空間に！

②カラー配色…クラシックモダンに合う、ラグジュアリで洗練された色使いのポイント

③内装…　海外インテリアに学ぶ、クラシックとモダンを調和させるテクニック

④装飾・アクセント…　控えめな華やかさで差をつける装飾アイディア

⑤家具・デザイン…　クラシック+モダンが融合した家具の選び方

① 素材　〜異素材ミックスで生まれる洗練さ〜

クラシックモダンな空間づくりにおいて、「素材選び」は非常に重要なポイントです。クラシックモダンスタイルでは、重厚感と高級感を感じさせるクラシックな素材と、軽やかでシャープな印象を与えるモダンな素材をバランスよく組み合わせます。たとえば、温かみのある天然木材を使ったテーブルに、スチールや真鍮など金属素材の脚を合わせたり、重厚なベルベットのソファに、ガラスや鏡面加工のサイドテーブルを配置するなど、異なる質感をミックスすることがポイントです。
また、大理石やレザーといった高級感のある素材もクラシックモダンには欠かせません。素材同士のコントラストと調和を意識して、上質感を演出しましょう。

クラシックなタフティングソファをベースに、ゴールド脚の大理石テーブルを組み合わせ。ソファにはベルベッドのクッションを合わせて異素材ミックスしたリビングルームになっています。

② カラー　〜洗練された配色が生み出す空気感〜

クラシックモダンスタイルのカラー選びは、「洗練された落ち着き」と「上質な華やかさ」のバランスを考えてチョイスしていきましょう。

具体的な色としては、まず全体のベースカラーは色を押さえたものをチョイス。グレージュ、チャコール、アイボリー、などのニュートラルカラーや、ホワイト、ブラック、グレーなどのモノトーンカラーなどが良いでしょう。

アクセントはお好きなもので良いと思いますが、ネイビー、グリーン、バーガンディといったクラシックカラーや、あるいはゴールドやブロンズといったメタリックカラーをアクセントに加えることで、空間に格式高い華やかさが生まれます。

ポイントはあまりごちゃごちゃせず、空間全体の色数を絞る事。そして↑①の素材感とのバランスを大切にすることが、クラシックモダンの上質な空気感を引き立てるコツです。

ホワイトのベースにブルーとゴールドを織り交ぜたコーディネート。気品のあるロイヤルブルーが上品なクラシックモダンを演出しています。　それぞれの家具のデザインはシンプルですが、上品な色使いとシンメトリ配置によってよりクラシックな印象を感じられます。

クラシックモダンの納品事例。

ベルベッドのソファやチェアに、シンプルなガラストップのテーブルを配置。カーテンやソファがクラシックテイストのため、モダンなテーブルやマーブル調のラグやを使ってすっきりコーディネートしています。グレー、シルバー、アイボリーなど全体をニュートラルカラーでまとめることによって、ラグジュアリな空間にすっきりまとめています。

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③ 内装　〜ディテールにこだわった空間作り〜

地震が少ないヨーロッパでは、築数百年の伝統ある建物に手を加えながら人々が住み続けており、内装に漆喰の塗り壁、モールディング、ヘリンボーンの床、暖炉などのクラシックな様式が残っています。そこにモダンな家具をコーディネートすることで、クラシックモダンのインテリアがつくられたことがそもそもの由来となっているようです。

日本の住宅の場合はヨーロッパとは住環境が異なります。最近のマンションや建売住宅ではモダンな内装が増えていますので、「クラシックモダン」を実現するには、装飾性のある家具やウィンドートリートメント（カーテン）、アクセントとなる照明やアートをコーディネートするなど、日本に合ったバランスを工夫しながらお部屋作りをしていくのが良いでしょう。

ご新築やリフォームなどで内装からクラシックモダンテイスト取り入れたい場合は、下記の4つを意識してみましょう：

・モールディング…シンプルながら存在感があり、海外インテリアのマストアイテムになりつつあるモールディング

・アクセントウォール…カラーやクラシカルな柄を取り入れて、クラシックな雰囲気をプラス

・フローリング／タイル…高級感を演出するなら大理石調やマーブル系がオススメ

・間接照明…　空間に奥行を出す間接照明は海外インテリアに欠かせない存在。折上げ天井などが海外風

モールディング

アクセントウォール

タイル／フローリング

間接照明

内装が変更できない場合は、次の④でご紹介するテーブルランプやカーテンなど、取り入れやすいものでclassicな要素を入れ、雰囲気を作り出してみてください。

素敵な内装には家具を詰め込みすぎず、余白を生かして空間に呼吸を持たせることが重要です。
クラシックモダンは“見せ場”と“抜け感”のバランスが命。重厚な家具を置いたら、その周囲には抜け感を作り、視線が自然に流れるように空間をコーディネートしましょう。

④ 装飾・アクセント　〜控えめな華やかさをプラス〜

クラシックモダンのお部屋において、装飾やデコレーションは空間全体を完成させる重要な役割を担います。
アンティーク調のアートフレームやミラー、洗練されたシャンデリアなど、控えめながら確かな存在感のあるアイテムを取り入れることで、空間にリズムと豊かさが生まれます。ファブリック類は、ベルベットやリネンなど上質な素材を選び、柄はシンプルかつエレガントなものを。
小物には、ガラス、真鍮、クリスタルといった異素材を織り交ぜることで、空間にきらめきと立体感を与えます。過剰にならない「さりげない贅沢感」が、クラシックモダンの魅力です。

「品のあるアクセント」として使うのがクラシックモダン流。メリハリをつけたコーディネートをしてみてください。

クラシックモダンのお部屋作りにプラス！アシュレイのお勧めアクセントアイテム

⑤ 家具デザイン　〜クラシックとモダンの融合美〜

クラシックモダンにふさわしい家具とは、「伝統美」と「現代的な機能美」を兼ね備えたものです。

例えば、柔らかな曲線を描くアームチェアや彫刻的なディテールのソファに、すっきりとしたモダンなラインを取り入れたデザインが理想的です。ダイニングテーブルでは、重厚な木の天板にスリムな金属脚を合わせたものや、ベッドフレームでは、クラシックなヘッドボードを持ちながら全体はシンプルなフォルムに仕上げたものがおすすめ。
また、空間には適度な余白を持たせ、家具の存在感を美しく引き立たせることも大切です。家具一つひとつの持つ、「主張しすぎない美しさ」を効果的に組み合わせることが、クラシックモダンスタイルを完成させるカギとなります。